こんにちは!みのりの営業担当やまとです!
家を建てる際やリフォームを検討する際、外構工事の予算をどのくらい用意すればよいのか悩む方は多いのではないでしょうか。私も、お客様とお打ち合わせをする中で、「外構予算はこのくらいとハウスメーカーから聞いていたけど、思ったより費用が掛かり住宅ローンに納まらなくなってしまった、、」そういったお声もよく耳にします。外構工事は家の印象を大きく左右する重要なポイントですが、その費用感についてはあまり情報がないこともあります。なので今回は、そんなことになる前に、外構工事の平均的な予算や内訳、費用を抑えるポイントについて詳しく解説します。
外構工事の平均的な予算
外構工事の予算は、家の規模や希望するデザイン、使用する素材によって大きく異なりますが、以下のような目安があります。
一般的な戸建住宅の外構工事
平均的な予算は 100万円~300万円 程度です。
シンプルなアプローチや駐車場の土間コンクリート、外周の砂利敷き、隣地境界フェンスなどの基本的な工事を含めた金額です。お客様からのご要望も多い、カーポートやサイクルポート設置も、商品のグレードをこだわり過ぎなければこのくらいの予算で納まります。
ただし、外構面積(外構工事行なう敷地面積)の平米数や土地の状況によっては、上記と同様の工事であってもこの金額を上回るケースもあります。
平米数が増えると単純に土間コンクリートや砂利敷きを行なう平米数が増えるだけでなく、残土搬出処分費も増加します。また、土地の形状や土壌、現場周辺の道路状況等によっても変わってくるため、各業者が「〇〇平米=○○円」と明記できない要因はそこにあります。
こだわりのデザインや高品質な素材を使用する場合
500万円以上の予算が必要になることも珍しくありません。
ウッドデッキ、石材を用いたアプローチ、照明などの装飾的な要素が増えると費用が上がり ます。
たとえば、平米数はそこまで広くないお庭の工事であっても、芝敷きをし、デッキや目隠しフェンスを設置する場合と、同じ場所に砂利敷き工事だけを行なう場合とでは、そこだけで何十万~何百万円変わる場合もあります。
また、カーポートも同じサイズであってもメーカーや商品グレードにより金額は大きく変わります。
カーポート選びのポイントについては、他社様の記事ではありますがわかりやすく掲載されていたので参考になると思います。
>外構・エクステリアパートナーズ様「カーポートおすすめランキング8選!外構のプロ84名が選んだ1位は?」
最低限の工事のみの場合
50万円以下で済む場合もあります。
例えば、駐車場だけや簡易的なフェンスのみなど、必要最低限の工事に絞った場合です。
外構工事の主な費用内訳
外構工事の予算を考える際、どの部分にどのくらいの費用がかかるのかを知っておくと便利です。以下は主な項目の費用目安です。
駐車場の整備(コンクリート舗装)
1台分で約20万~50万円。
デザインや排水設備によってはさらに増加。
周辺道路状況によってはコンクリート車が現場の目の前まで入ってこれない場合等でも車両指定として別料金がかかる場合もあります。
アプローチ(玄関への通路)
10万~50万円。
タイルや石材を使用する場合は高額になりがち。
アプローチは様々な作り方があります。「高いから諦めてシンプルにしよう」というお客様も多いですが、外構においてアプローチは、人の体に例えると顔にあたる場所になります。諦めるのではなく、予算や目的、建物の外観との兼ね合いも含め、業者に相談するのがよいでしょう。
フェンス・門扉
1メートルあたり1万~5万円。
素材やデザインで価格が変動。高ければよいというわけではありませんが、おしゃれさや耐久性を優先すると金額も膨れ上がりやすいです。
魅せる場所とそうでない場所で違うフェンスを使い分けるのもおすすめです。
ウッドデッキやテラス
20万~100万円。
素材(木材や樹脂)や広さにより異なる。また、近年では人工木デッキ(木目調の樹脂デッキ)も人気です。多数のメーカーが商品化しており、グレードも多数存在します。
ここで重要になるのは、お客様ご自身のデッキの用途です。デッキは外の陽に照らし続けられることで、夏場はとても高温になりやすいです。
デッキの上でお子さんが水遊びするのであれば、値段が上がったとしても、高温になりにくい素材を選ぶべきですし、BBQや物干しスペースとしてであれば靴やサンダルを履く前提となるため、素材のグレードを落としてもよいかもしれません。
ウッドデッキ選びのポイントについては、他社様の記事ではありますがわかりやすく掲載されていたので参考になると思います。
>エクスショップ様「ウッドデッキのおすすめメーカー!種類別の人工木ランキング&比較」
植栽や庭づくり
5万~50万円。
植える木の種類や数量によって変動。DIYとしてご自身で行ないやすいポイントではありますが、植物はあくまで生き物なので、病気や土壌整備等の不安を取り除くのであれば、プロに任せたほうが安全といえます。
外構用照明
1万~10万円程度。
防犯用やデザイン性を重視する場合は増加。様々な照明器具が存在するため、設置する場合は「なにを照らすのか」「なんのために照らすのか」に合わせて照明器具を選んだほうがよいでしょう。
外構工事の費用を抑えるポイント
優先順位を明確にする
すべてを一度に整備するのではなく、必要な部分から優先的に工事を進めることで費用を抑えられます。
使用する素材を工夫する
高価な天然石ではなく、安価で見た目に優れたコンクリート製品やタイルを選ぶとコストが削減できます。
複数の業者に見積もりを依頼する
業者によって同じ工事内容でも費用が異なるため、3~4社に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。
見積りを依頼する際の注意点については、前回ご紹介した「外構工事で見積もりをとる際の注意点とは?失敗しない施工業者はどう選べばいいの?」をご参考ください。
DIYを取り入れる
簡単な植栽や装飾など、できる範囲を自分で行うことで費用を節約できます。
まとめ
外構工事の平均予算は、新築であれば建物本体の10%程度とも言われており、大まかに100万円~300万円程度ですが、希望する内容や規模によって変動します。理想の外構デザインを実現するためには、しっかりと計画を立て、必要な情報を集めることが大切です。外構工事は家の第一印象を決める大切な要素ですので、予算と相談しながら納得のいくプランを練りましょう。
この記事が、お客様の理想の外構づくりの参考になれば幸いです。
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